どうもポテトです。
みなさん!長らくお待たせしました!
無職小説――三作目のお披露目です☆
先日は読者の方から、こんなコメントを頂きました。
いやぁ嬉しいですね。
小説なんてものは自分の妄想をさらけ出すようなもので、その羞恥に打ち勝つことこそが最初の関門だと言います。
こういった、応援メッセージを頂けると僕の無職小説も無駄じゃなかったなと思えます。
だって僕の小説は賞を取るためでもなく本を売るためでもなく、僕と読む人が楽しむためにあるのですから。
書いたことないからとか、どうせ自分が書くものなんて面白くないとか、そうやって殻に閉じこもらないでよかったと思います。
こういう感想が段々と増えてくれると嬉しいですね☆
それでは前置きが長くなりました。
今日も無職が綴る無職小説を――お楽しみくださいね☆
タイトル「僕のお父さんは無職です。」
――お父さんの仕事ってなんだろう?
僕が小学二年生のころ、友達とお父さんの職業について話をする機会があった。
周りの友達は、みんな自分のお父さんはサラリーマンとか消防士とか警察官とか、それぞれの職業についていることを誇らしく語っていた。
そんな子供たちがいる一方で、自分のお父さんがどんな仕事をしているか、知らない子供たちもそれなりにいた。僕もその一人だった。
その日から父がどんな仕事をしているか、疑問に思いながらの生活が始まった。
最初は素直に聞いてみた。
「お父さんはどんな仕事をしているの?」
お父さんは一瞬、目をまんまるとした後、微笑みながらいつもの訛りでこう言った。
「オラはもう働いてないんだあ! 仕事はしてもいいし、しなくてもいいんだあ!」
当時の僕はそういうものなのか? と少し疑問に思ったが、とりあえず当初の疑問は解決したため納得して、この話題は終わった。